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2026

02.20

西寺郷太『Human』5/29(金) LP発売!日本の80~90年代の音楽への愛とオマージュを込めたディープ・シティポップのカバー・アルバムNEW

西寺郷太(NONA REEVES)による、80~90年代のディープ・シティポップ=歌謡曲/ニュー・ミュージックに向き合った「人間味溢れる」カヴァー・アルバム『Human』が完成!
テレビやラジオ、テレビアニメ、スナック、カラオケなど、昭和と平成のはざまに街中へ降り注いだ名曲たち。
ノスタルジアを追い求める先にこそ未来を見つけた、日本のポップ・ミュージックへの愛とオマージュを込めた傑作のLPが、5/29(金)に登場!

⚪︎西寺郷太(NONA REEVES)による、80~90年代の歌謡曲/ニュー・ミュージックに向き合った「人間味溢れる」カヴァー・アルバム『Human』が発売。2023年に好評を博したソロ・カヴァー・アルバム『Sunset Rain』に続き、本作では西寺自身が直接薫陶を仰いだ筒美京平、湯川れい子、そして「ポップス研究と実践」の姿勢に深いリスペクトを捧げる大瀧詠一の作品をはじめ、これまでにない広いジャンルを横断する感覚で選曲・制作が行われた。

⚪︎NONA REEVESとして二度にわたる中国ツアー、そしてソロでの台湾公演——アジア各地での成功体験を経て、西寺郷太があらためて見つめ直した日本のポップ・ミュージック。その魅力を濃密に真空パックした、究極の8曲が完成した。
1980年という「新しい時代の始まり」から生まれた日本の音楽を、リアルタイムで浴びて育った1973年生まれの視点で現在へとアップデート。オリジナルへの深い愛情に満ちたサウンドとヴォーカルで、モダンかつフレッシュに再定義している。

⚪︎プロデュースは、西寺郷太が長年信頼を寄せる冨田謙、山形知也、そして若き才能・大樋ゆう大を迎えて制作。
M-5「Woman“Wの悲劇”より」では、NONA REEVESの作品やライヴで長くタッグを組んできたヒックスヴィルのヴォーカル、真城めぐみとのデュエットも実現している。

⚪︎マスタリングは、バレアリック/アンビエントの鬼才Calmが担当。最高の音像が完成した。

⚪︎ジャケット・デザインは、YouTube「西寺郷太チャンネル NGC」のプロデューサーである福見敬太が担当。地元・三軒茶屋の理容室で、いつものように髪を切る西寺郷太の姿を切り取り、その“人間味=Human”な感覚をビジュアル面でも鮮やかに表現。

 

 

 

 

<収録曲>
【Side-A】
1. YOU (オリジナル:サザンオールスターズ)
作詞・作曲:桑田佳祐 ※1990 日本生命保険「ロングラン」CMソング
2. Yes-No(オリジナル:オフコース)
作詞・作曲:小田和正
3. 熱き心に(オリジナル:小林旭)
作詞:阿久 悠 作曲:大瀧 詠一
※1985 AGFコーヒー「マキシム」CMソング
4. リンゴの森の子猫たち(オリジナル:飯島真理)
作詞:松本隆 作曲:筒美京平
※1983 NHKアニメ「スプーンおばさん」エンディングテーマ

【Side-B】
1. 恋におちて - Fall in love -(オリジナル:小林明子)
作詞:湯川れい子 作曲:小林明子
※1985 TBS系ドラマ『金曜日の妻たちへIII 恋におちて』主題歌
2. いっそセレナーデ(オリジナル:井上陽水)
作詞・作曲:井上陽水 ※1984 サントリー『角瓶』イメージソング
3. Woman “Wの悲劇”より feat. 真城めぐみ (オリジナル:薬師丸ひろ子)
作詞:松本 隆 作曲:呉田軽穂 ※1984 映画『Wの悲劇』主題歌
4. 恋しくて(オリジナル:BEGIN)
作詞・作曲:BEGIN ※1989 日産自動車CMイメージ・ソング

 

 

・アーティスト:西寺郷太
・タイトル : Human
・発売日:2026年5月29日(金)
・価格:税込定価¥4,400(税抜¥4,000)
・品番:IMWVR-1100
・JANコード:4580278270269

5th Solo Album『Human』
西寺郷太による「完成」直後に執筆したセルフ・ライナーノーツ

 五枚目となるソロ・アルバム《Human》に収録された楽曲は、全8曲。ちなみにカヴァー・アルバムとしては2023年にリリースした《サンセット・レイン》以来、ソロとして二枚目になる。
今回のアルバム制作には、ふたつのコンセプトがあった。
ひとつは「極限まで音数を省く」こと。
「リズムありき」で音楽を作ってきた自分のこれまでの道をいったん脇に置き、「可能な限りリズムを削り」「空間を生かす」ことで、少し気恥ずかしくても純粋に「歌声そのもの」に焦点を当てる。
もうひとつは、今まで録音してこなかった「日本の素晴らしい歌」を改めて見つめ直すこと。
 大きなきっかけは、2024年秋から2025年にかけて、中国での四都市(上海・広州・北京・深圳)を訪れた2度のNONA REEVESツアーと、台湾・台北でのソロ弾き語り公演にある。
日本の音楽を愛してくれる国外の若者たちからの、予想を大きく上回る熱狂を浴びた経験と感激が、僕の人生観を大きく揺るがした。
現地で生まれたアジアへの共感の根本を辿ったときに、いわゆる「シティポップ」よりもさらにディープな、京都で暮らした80年代から上京する90年代初頭までの生活に密着した、我が国のヒット・ソングに対する情熱が湧き上がってきた。
2026年を迎えた今、これから歌手として、バンドのフロントマンとしての10年を考えたとき、当時の空気をリアルタイムで浴びた自分なりに「日本人の歌手」として再構築するのは使命ではないか。そう考えた。
以下、それぞれの曲にまつわるエピソード、選曲の意図、制作の流れを備忘録的に書き留めておきたい。
A-1. YOU
昨年、雑誌『BRUTUS』の「サザンのニュー・アルバムを聴く」という企画で、彼らの本拠地であるビクター・スタジオに呼んでいただいた。その後、初めて東京ドームでコンサートを観た感激もあり、二枚目のカヴァー・アルバムを制作するとなって、一曲はサザンオールスターズ、桑田佳祐さんの楽曲を歌いたいと思った。
いざ選ぶとなると、永遠のフェイバリット・ソングである〈女神達の情歌(報道されないY型の彼方へ)〉と、この〈YOU〉、どちらにするかかなり迷った。ただ、スティーリー・ダン的とも言える前者は、ドラムの生演奏を前提としたバンド然としたアレンジで、いつの日かカヴァーするべき楽曲なのではないか……。そう考え、「密室的なアレンジで歌声にフォーカスを当てる」という今作のコンセプトにより適した〈YOU〉を選ぶことに。
 1989〜90年頃のサザン楽曲は、高校生だった自分の年齢もあって最も思い入れが深い。桑田さん自身が監督を務めた映画『稲村ジェーン』が公開された前後の、あの時代だ。
「音楽的参謀」として門倉聡さん(NONA REEVESでも二枚のアルバムをプロデュースしてもらった恩師です)、小林武史さんといった当時新進気鋭のキレ者たちが、キャリア10年を越えて脂が乗りまくった桑田さんとスタジオで「激突」した結果、傑作の数々が生まれている。特にこの〈YOU〉は、ビーチ・ボーイズへの偏愛、アルバム《ペット・サウンズ》や、シングル〈グッド・ヴァイブレーション〉の内省的でありつつも切なくさわやかな香りが、ほのかに振り撒かれていて大好きだ。オリジナル・アレンジの硬質なビートメイクからは、YMO〈君に、胸キュン。〉からの影響も個人的には感じている。
このあまりにも儚く美しい楽曲の「蕩ける没入感」を、2020年代も半ばを越えた今の感覚でメロウ・グルーヴとして再定義して下さったのは、プロデュースとアレンジ、すべての演奏とミックスまでを任せた天才・冨田謙さん。2000年に出会って、NONA REEVES、西寺郷太ソロ・ワークともに何度も共に作品を作り上げて四半世紀。今作でも象徴となる〈YOU〉で、極限までふたりきりでぶつかり合えたことが本当に嬉しい。
A-2. Yes-No
オフコースの〈Yes-No〉がリリースされたのは、本作《Human》収録曲のなかでも最も時代的に早い1980年6月。
発売時期から逆算すると僕は小学一年生、6歳。両親がカセットで車の運転中に聴いていた記憶があるが、発売から数年経った後のことではないだろうか。物心つく前のその情景は、メランコリックにかすかに滲んでいる。
オフコースは、僕が当時熱心に観ていた〈ザ・ベストテン〉や〈夜のヒット・スタジオ〉といったテレビの歌番組に、ほとんど出ていなかった印象がある。どこか「大人のバンド」の「大人の楽曲」というイメージが強く、いくつかの素晴らしいシングル曲以外は今も詳しく知らない。とはいえ、1983年の初夏に9歳でマイケル・ジャクソンや、デュラン・デュラン、カルチャー・クラブ、ワム!などにハマり、数年の間に完全な「洋楽マニア」にメタモルフォーゼしてゆく以前、さらにもっと幼い子供の頃の自分と向き合う、という今回のアルバムの「軸」が〈Yes-No〉に濃縮されて封じ込められていることは間違いない。
今回、この曲のヴォーカルのレコーディングが思いがけずワンテイクで終わってしまい、自分でも驚いた。歌詞やニュアンスも含めて、まさに身体の奥に染み込んでいる曲なんだな、と実感する瞬間だった。
アレンジ的にはリズム・プログラミング、シンセサイザーの打ち込みも含め、ほぼすべてを僕自身で手がけている。純然たる「郷太サウンド」が鳴っている点こそが、いわゆる「シンガー」のカヴァー・アルバムとの大きな違いだと思っている。
ワム!の〈エヴリシング・シー・ウォンツ(恋のかけひき)〉の常に刻むハイハットを意識しつつも、レトロに寄りすぎない獰猛なシンセベースの重低音を土台に据えた。
最終的には共同プロデューサーの山形知也君にギターと全体のとりまとめを託したが、彼の素晴らしいミックスも含めて、モダンでタイムレスな作品として結実したように思う。
A-3. 熱き心に
尊敬する大瀧詠一さんと阿久悠さんによる〈熱き心に〉。
小林旭さんの名唱と完成されたアレンジがあるため、再構築のハードルはとても高いのだが、だからこそやる意義もある。信頼する冨田謙さんにアレンジとプロデュースをお願いした。
この曲を初めて本気で歌ったのは、昨年初夏、台湾へソロ公演で訪れた際のこと。元々はひとりで向かう予定だったが、山形知也君が自主的に「ギターが必要なら、一緒に行きますよ」と助けてくれたのだ。行き当たりばったりの僕とは違い、何事も準備万端な性格の彼は事前に台北の観光スポットを完璧に調べ尽くしていて、僕はガイドのような知也の背中を追いつつ、初めて訪れる街並と文化を満喫することに。
お台場と飯田橋の川辺を合わせたような、若者や家族が集まる賑やかなエリアで開催されていた地元のカラオケ大会に急遽参加することになったのも、知也のおかげだ。
その場のノリで数百円を「支払い」、歌う権利を得た僕は渡されたタブレットで、後ろに並ぶ現地の若者のプレッシャーを感じながら、「あ」行の中に〈熱き心に〉をたまたま見つけた。他には、日本語の楽曲が咄嗟には見つけられなかったからだ。
ほぼ初めて歌ってみたので最初は戸惑いもあったが、途中で波を掴んだ結果、あまりに爽快で、現地の方々の大喝采を浴びることが出来て……。改めてこの楽曲の素晴らしさを痛感する結果となった。この夜、台湾でカラオケを歌っていなければ、偶然この曲を選んでいなければ、このアルバム自体が生まれてなかったようにも思う。
 帰国後、ナイアガラ・レーベルの坂口修さんに偶然お会いすることになり、その場ですぐにカヴァーの承諾をいただく流れになったことも、ある種運命的だ。
個人的には〈VELVET MOTEL〉に続く2曲目の大瀧さん作品のカヴァー。いわゆる「シティポップ」の枠からはみ出すギリギリの、大瀧さんが生涯大切にしたディープな領域のポップを採掘する集大成とも言えるこの名曲を選んだことを喜んでくださり、今回の収録が実現した。
3月には、7インチ・アナログのリリースも決定している。ダンス・ミュージックの名匠・冨田謙プロデュース。DJパーティーのハイライトや、イベントのラストに流せば大団円感があるはずだ。実際こうしてアルバムが完成し、「7曲目」として聴くと、シングル単体で聴いた時よりも旅を経て味わいが深まったような感動が増している。
A-4. リンゴの森の子猫たち
「これまでに歌ったことのない領域の楽曲に挑む」という意味において、昭和アダルト歌謡の極北とも言える〈熱き心に〉と真逆に位置するのが、この古(いにしえ)のアニメ・ソング〈リンゴの森の子猫たち〉だろう。
テレビ・アニメ「スプーンおばさん」は、1983年4月4日から84年3月9日まで、NHKで月曜日から金曜日の夕方に10分間放送されていた。デビューしたばかりの飯島真理さんが歌ったオープニング曲も良かったが、僕は断然、エンディング・テーマ〈リンゴの森の子猫たち〉の方が好きだった。
この曲をカヴァーすることを発表すると、友人の吉田豪さんも喜んでくれたり、ラジオやSNSでも局地的な世代の人々にとって懐かしさのボタンを叩くようで、反響の大きさに驚いた。
正直に言ってアニメ自体のストーリーはよく覚えていないが、このメロディと歌詞、スプーンおばさんが踊るエンディングの映像を思い浮かべるだけで、当時小学校4年生の自分にタイムスリップ出来る。それこそが音楽の持つ魔法なのだと思う。
「作詞:松本隆・作曲:筒美京平」という最強コンビには、少年隊の〈ABC〉、C-C-Bの〈Romanticが止まらない〉、太田裕美さんの〈木綿のハンカチーフ〉など沢山のマスターピースがあるが、〈リンゴの森の子猫たち〉は彼らにとっても最高傑作のひとつではないか、と僕は信じてやまない。
僕自身のドラム、ベースのプログラミングと打ち込んだシンセサイザー。山形知也君の軽快に暴れるギターと、ストリングスなどのトリートメント。そして大樋ゆう大君によるティンパニや、アミューズメント・パーク感いっぱいの華やかで遊びのあるアディショナル・アレンジ。すべてが無駄なく噛み合い、最高にドリーミーなムードを形作った。
あまりの完成度に、7インチ・アナログのB面にも「大抜擢」された。クラブ・ヒットや、SNSでの再評価と爆発も狙えそうな手応えも感じている。
B-1. 恋におちて -Fall in love-
1985年にリリースされ、大ヒットした昭和を代表するラヴ・バラード。
作詞は尊敬する湯川れい子さん。小学六年生の僕は、この曲を7インチのドーナツ盤で購入している。
「郷太さん、びっくりしたわよ。〈恋におちて〉カヴァーしてくださるのね」と、先日お会いした時に湯川さんは仰ってくださったが、先日90歳を迎えられた湯川さんへの心からのリスペクトを、歌手として伝えることができたとすれば本当に嬉しい。
この曲からしばらくバラードが続き、「リズムを可能な限り省いて、『声』を聴かせる」という本作のコンセプトが明確になってゆく。
山形知也君のギター、湯川さんと僕を繋いでくれたマイケル・ジャクソンへの愛を重ねて打ち込んだ僕のリズム・プログラミング(ギリギリまで登場しない)に、大樋ゆう大君が素晴らしいキーボードと生ベースを最後に重ねてくれた。
その結果、《スリラー》における〈ヒューマン・ネイチャー〉的な、クリスタルかつメカニカル、それでいて芳醇で有機的な響きのトラックが生まれた。
英語詞の発音に関しては、COSA NOSTRAのヴォーカリスト、鈴木桃子さんにチェックしてもらいアドバイスを頂いた。
B-2 いっそ、セレナーデ
カラオケに最も通ったのは、カラオケ・ボックスが流行しはじめた高校生から、大学生にかけての頃だろうか。二十代になると、終電を逃した夜に朝まで飲んで時間を潰すため、カラオケに行くこともあった。
〈いっそ、セレナーデ〉は、酔って上機嫌な夜の、くだらなくも二度と戻らない景色の中で数多く歌ってきた、今も歌う十八番のひとつ。
30年前、1996年に初めてのCDをリリースしてから、最も「裸」な西寺郷太の歌声がここに記録されている。
大樋ゆう大君の弾くエレクトリック・ピアノ「フェンダー・ローズ」は、彼の母君が若かりし頃に購入し奏でていたが、近年は倉庫に眠っていたそうだ。ゆう大が昨年、自宅に新たにスタジオを構築した際、彼の故郷・大阪から運び込まれ、リペアされた楽器。
親から子の世代へと受け継がれた、人間味溢れる歴史とドラマが詰まった音が、確かに、豊かに鳴っている。
B-3. Woman “Wの悲劇”より
現在、音楽の世界のみならず人類が目の当たりにする大きな問いのひとつは、「AI」の急激な進化と浸透が人間の想像力や仕事を奪うのではないかという危機感、恐怖、そして興奮にあると思う。その反対に生身の人間の「歌」があり、演奏があるのであれば逃げずに向き合ってみたい。
プロデューサーである大樋ゆう大君自身のピアノと、僕の歌、心から尊敬し愛している先輩、真城めぐみさんのヴォーカル。音はたった三つのみ。
ストイックな音像の狂気と、甘美なエフェクトの深海を融合させた、まどろむミックスは冨田謙さん。
信頼するマスタリング・エンジニアCalmさんの最終的な音処理にも、音数が少ないからこそ難しいことが骨に沁みている身として感激した。人間の繋がりからしか生まれない音楽がここにある。
沢山のカヴァーが存在する日本ポップス史上屈指の名曲だが、今までにない新たな提示が出来たのでは、と聴きながら思う。
究極の天才たちと、こうして作品を生み出せる環境に感謝しかない。
B-4. 恋しくて
ウッド・ベースを弾いてくれたのは、前回のカヴァー・アルバム《サンセット・レイン》で出会い、西寺郷太ソロ・バンドでもベースを担当してくれている松ヶ谷一樹(カズキチ)君。ギターは最近、僕が代表として長年活動している草野球チーム「サンキング」にプレイヤーとして加入した吉丸洸平君。いずれも、大樋ゆう大が僕に紹介してくれた、彼と同世代の若いミュージシャンだ。
この曲のウッド・ベースは、千葉県木更津市のカズキチの実家にある防音室で録音された。重くて大きなウッド・ベースを東京のスタジオに持ってくるよりも、自分が木更津に行って録ってきます、とゆう大から電話が来た午後、僕もたまたま夜までスケジュールが空いていたので急遽一緒に車に乗ってアクアラインを越えることに。ご実家でカズキチのご両親に挨拶をした後、レコーディングに必要な機材を購入するために大型電気店の向かい、敷地のすぐそばにあった地元の遊園地キサラピアを訪れた。少しだけ3人で遊んで笑い合った瞬間が今も夢のようで忘れられない。
20歳以上歳下の彼らと混ざり合えて、音楽を奏でることが出来る幸せ。
確実に、この〈恋しくて〉には、煌めく観覧車がゆっくりと回る「情景」と「想い出」が宿っている。
ブルースからジャズへの転換。この曲もカラオケの十八番、失恋の歌だが、悲しい言葉だからこそ、出来るだけ明るく楽しい響きで歌いたい。そう思った。
最後に、聴いてくれて……こんな長い文章、読んでくれて……ありがとうやで(人間味)!
西寺郷太
2026年1月28日(水)

<7インチシングル予約受付中!>

1985年に小林旭の歌唱で日本中を熱くした名曲「熱き心に」と、飯島真理が歌った1983年NHKアニメ「スプーンおばさん」のエンディング「リンゴの森の子猫たち」のカップリングで、7インチシングルが3/25 (水)発売!

 

 

 

西寺郷太 (NONA REEVES)

1997年にNONA REEVESのシンガー、メイン・ソングライターとしてデビュー。
以後、音楽プロデューサー、作詞・作曲家としても少年隊、SMAP、V6、YUKI、岡村靖幸、A.B.C-Z、鈴木愛理などの多くの作品、アーティストに携わる。
バンド以外でも文筆家、MCや自身のYouTube チャンネルNishidera Gota Channel(NGC)などで活躍中。


大好評発売中!

西寺郷太 「Cruisin’」


◼︎7インチシングルの詳細はこちら

D‘AngeloもカヴァーしたSmokey Robinsonの名作「Cruisin’」のメロウ&ブリージンなカヴァー!
監修・選曲=橋本徹 (SUBURBIA) 監修・選曲コンピ「Summer-drive Chillout Breeze」からのシングルカット!